備前市議会 > 2021-06-30 >
06月30日-06号

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  1. 備前市議会 2021-06-30
    06月30日-06号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 3年 6月第3回定例会              第 3 回 定 例 会 会 議 録 (第6号)会議開閉日時  令和3年6月30日  午前9時30分 開議    午後1時25分 閉会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  藪 内   靖      2番  青 山 孝 樹      3番  田 口 豊 作  4番  山 本   成      5番  森 本 洋 子      6番  石 原 和 人  7番  西 上 徳 一      8番  立 川   茂      9番  星 野 和 也  10番  尾 川 直 行      11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊  13番  川 崎 輝 通      14番  中 西 裕 康      15番  橋 本 逸 夫  16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 13番川崎輝通説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   佐 藤 行 弘  総務部長    高 橋 清 隆  市民生活部長  藤 田 政 宣  保健福祉部長福祉事務所長                                            河 井 健 治  産業部長    岩 崎 和 久  建設部長    淵 本 安 志  日生総合支所長 坂 本 基 道  吉永総合支所長 久保山 仁 也  教育部長    大 岩 伸 喜  病院総括事務長 濱 山 一 泰職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    入 江 章 行  事務局次長   石 村 享 平  庶務調査係長  坂 本   寛  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1追加議案の上程 ・市長提案説明議案第68号 備前市副市長の選任同意について説明2追加議案の質疑議案第68号 備前市副市長の選任同意について──3委員長報告 審査・調査結果報告 (質疑)総務産業委員長報告厚生文教委員長報告予算決算審査委員長報告4討論・採決 継続審査の申し出 ・一覧表のとおり議案第55号 令和3年度備前市一般会計補正予算(第2号)修正可決 (討論あり)議案第56号 令和3年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)否決 (討論あり)議案第57号 令和3年度備前市三石財産区管理事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議案第58号 令和3年度備前市飲料水供給事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議案第59号 令和3年度備前市宅地造成分譲事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議案第60号 令和3年度備前市水道事業会計補正予算(第1号)原案可決議案第61号 備前市支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例の制定について原案可決 (討論あり)議案第62号 備前市の組織及びその任務に関する条例の一部を改正する条例の制定について否決 (討論あり)議案第63号 備前市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について原案可決議案第64号 備前市心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例の制定について原案可決議案第65号 備前市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について原案可決議案第66号 備前市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について原案可決 (討論あり)議案第67号 土地所有権確認及び登記請求事件に関する訴えの提起について原案可決請願第18号 日本政府に加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書採択を求める請願採択請願第19号 赤穂市福浦産廃場計画の中止を求める意見書の提出を求める請願採択請願第20号 選択的夫婦別姓制度の法制化を進める意見書の提出を求める請願採択 (討論あり)議案第68号 備前市副市長の選任同意について同意5議員発議案上程 ・提案説明 ・質疑・採決発議第2号 加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書の提出について原案可決議員発議案上程 ・提案説明 ・質疑・採決発議第3号 赤穂市福浦地区産業廃棄物最終処分場設置計画の中止を求める意見書の提出について原案可決議員発議案上程 ・提案説明 ・質疑・採決発議第4号 赤穂市福浦地区に建設予定の産業廃棄物最終処分場設置計画の中止を求める意見書の提出について原案可決議員発議案上程 ・提案説明
    ・質疑・採決発議第5号 選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書の提出について原案可決質疑通告一覧表 案   件  ;通告者氏名通    告    事    項答 弁 者議案第68号 備前市副市長の選任同意について  ;14番 中西裕康P1~ ① 副市長はどこにお住まいになるのか ② 備前市役所までの通勤手段は ③ 履歴にあるような立派な経歴の方に対してはどのように遇されるのか ④ 副市長は庁舎内のどこで執務をされるのか ⑤ 登庁されるのは1週間に何日か ⑥ 1日の執務時間は何時間なのか市長 △継続審査申出一覧表 付託委員会案件番号案件付託月日厚生文教請願第21号市長選挙の不正を糾す意見書の提出を求める請願3. 6.21     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、本日市長より追加送付されております議案第68号を上程し、市長から提案理由の説明を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、追加議案の提案理由の説明をいたします。 本日、追加上程させていただいております追加議案書の1ページ、議案第68号備前市副市長の選任同意についてでありますが、このたび杉浦俊太郎氏を副市長に選任させていただきたく、地方自治法第162条の規定により提案するものであります。 杉浦氏は、平成27年4月から3年間教育長として備前市の教育行政に携わり、小中一貫教育の推進をはじめ学校の耐震化やタブレットの導入など、教育環境の整備に御尽力いただきました。 杉浦氏は、人格、識見ともに高く、豊富な経験を通じて養われた深い洞察力、幅広い視野や卓越した行動力は副市長として適任と考え、今後市の発展のため力を尽くしてくれるものと考えております。 以上、簡単に説明いたしましたが、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程2、ただいま上程されました議案第68号備前市副市長の選任同意についての質疑を行います。 質疑通告に従い、発言を許可いたします。 それでは、中西議員の質疑を願います。 14番中西議員。 ◆14番(中西裕康君) それでは、私は6点についてお尋ねをさせていただきます。 この68号の参考資料によりますと、杉浦氏は現住所が広島市中区になっておられます。副市長はここにお住まいになっておられるわけでありますが、副市長となれば実際にはどこにお住まいになられるのか、お聞かせいただきたいと思います。 2番目に、備前市役所までの通勤手段はどうされるのでしょうか。 3番目は、履歴にあるような立派な経歴の方に対して備前市としてはどのようにその通勤手段に対して遇されるのか、お尋ねをしたいと思います。 4番目にお尋ねをしますのは、この参考資料にありますように平成27年4月から平成30年3月まで備前市教育長としてお仕事をされておられました。私が職員の皆さんからお伺いするところによれば、教育長の決裁印をもらうのに職員の皆さんが大変御苦労されたということをお伺いをしております。 そこでお伺いするわけでありますが、副市長は庁舎内のどこで執務をされるのか、5番目に登庁されるのは1週間に何日されるのか、6番目に1日の執務時間は何時間なのか。当然、特別職であり、人間でありますから、それなりの規則を持った、あるいは休みも必要でありますし、そのことは重々承知の上でお伺いをさせていただくわけであります。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) それでは、中西議員の質疑にお答えいたします。 1点目、副市長のお住まいについては備前市役所の近くになるとお伺いをしております。 2点目、通勤の手段については徒歩通勤であるとお伺いをしております。 3点目、どのように遇するかについては徒歩通勤でありますので、送迎等は不要と考えております。 4点目、執務場所につきましては2か所御準備する予定であります。1か所は、従前からの副市長室、もう一か所は市長公室内の企画課の隣に執務室を用意する予定としております。 5点目と6点目は一括してお答えいたします。 勤務日数と執務時間については、副市長は地方公務員法第3条第3項に規定された特別職に当たり、同法の勤務時間、その他の勤務条件についての適用がないため、所定の勤務時間というものはございません。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員の再質疑を願います。 ◆14番(中西裕康君) 当然、私は特別職というのはそうだというふうに思います。しかし、そういう特別職の中にあられましてもやはり週特別な用事がない限り5日間出勤される、あるいは土日の勤務もあったりするわけでありましょうし、これまで起こったような決裁がなかなかいただけないというようなことはないものだと私は思っているわけですが、その点では副市長に職務に専念していただけるような、そういう勤務時間あるいは労働時間になるかどうか、副市長としてふさわしく決裁もスムーズに行えるような、そういう週の登庁時間、そして勤務時間になるのかどうか、重ねてお伺いをしておきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの再質疑に対する答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員の御心配のないように、彼は責任を持って副市長としての執務を遂行してくれるものと確信をしております。 ○議長(守井秀龍君) 中西議員の質疑を終わります。 以上で通告による質疑は終わりました。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第68号についての質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程3、委員長報告を行います。 まず、総務産業委員長の報告を願います。 川崎総務産業委員長。     〔総務産業委員長 川崎輝通君 登壇〕 ◆総務産業委員長(川崎輝通君) おはようございます。 それでは、総務産業委員会の審査結果を御報告申し上げます。 6月21日に本委員会に付託されました9議案を審査するため、6月22日及び24日に委員会を開催し、説明員の出席を求め、慎重に審査をいたしました。出席委員、欠席委員、説明員は付記のとおりでございます。 審査の結果、議案第56号令和3年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)、議案第61号備前市支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例の制定、議案第62号備前市の組織及びその任務に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第66号備前市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定の4件を除く5議案は、全会一致で原案のとおり可決いたしました。 まず、議案第66号教育に関する事務の職務権限の特例条例については、図書館は教育委員会が中心となって建設を進めるべきとの意見が出され、挙手による採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第56号令和3年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)については、市民センター周辺の駐車場については平日と土日、祝日で条件が異なることや購入のタイミングの重要性を訴える執行部に対して、図書館に対する方向性や計画を定めてから土地の取得を検討すべきとの意見が出され、挙手による採決の結果、可否同数となり、委員長裁決により原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第61号備前市支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例の制定については、三石を拠点として整備するという目的を否定するものではないが、出張所を総合支所に変更した後の権限、人員配置が明確でない状態では判断ができないとの意見が出され、挙手による採決の結果、可否同数となり、委員長裁決により原案のとおり可決いたしました。 最後に、議案第62号備前市の組織及びその任務に関する条例の一部を改正する条例の制定については、議案第61号同様、人員配置が不明であり、判断しかねるとの意見が出されましたが、課や係の名称から行政の責任が明らかになる機構改革であり、評価できるとの意見も出され、挙手による採決の結果、可否同数となり、委員長裁決により原案のとおり可決いたしました。 以上で総務産業委員会委員長報告を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 委員長の報告が終わりました。 これより委員長に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、委員長報告に対する質疑を終結いたします。 以上で総務産業委員長の報告を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 次に、委員会において少数意見が留保されておりますので、少数意見の報告を願います。 まず、橋本議員の報告を願います。 15番橋本議員。     〔15番 橋本逸夫君 登壇〕 ◆15番(橋本逸夫君) それでは、少数意見の報告をさせていただきます。 議案第56号令和3年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)に対する少数意見でございます。 発表は、私総務産業委員の橋本逸夫、賛成者は石原和人、田口豊作であります。 議案第56号令和3年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)に対しまして、本件で取得予定の旧パチンコクラウン建物部分及び南東部の駐車場用地4,502.22平米を土地開発基金を充当して予定価格1億3,500万円にて購入する件に以下の理由で反対をいたします。 1、購入する目的が市民センター及び図書館の駐車場用地としてとあるが、市民センターの駐車場が現況そこまで不足しているとは認識していません。 2、財源に関しても土地開発基金からの充当を予定しているようだが、企業版ふるさと納税を集めて対応すべきと考える。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) もう一件一緒に。 ◆15番(橋本逸夫君) それではもう一件、少数意見を報告いたします。 それは議案第62号の備前市の組織及びその任務に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 少数意見の留保者は、総務産業委員の橋本逸夫、賛成者は田口豊作であります。 議案第62号備前市の組織及びその任務に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして、反対の少数意見を報告いたします。 本件については次の理由から反対をする。 7部1室26課の現行体制を9部1室32課にするという条例改正案であり、参考資料中の組織図に具体的な課や係が上げられており、理解に苦しむものであります。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 少数意見の報告が終わりました。 これより少数意見者に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、少数意見者に対する質疑を終結いたします。 次に、石原議員の報告を願います。 6番石原議員。     〔6番 石原和人君 登壇〕 ◆6番(石原和人君) それでは、総務産業委員会において留保された少数意見を規定により御報告をいたします。 議案第61号備前市支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例の制定について。 意見。三石地区の地理的要因等を鑑み、持続可能なまちづくりのための拠点として考えていくという目的自体を否定するものではございませんが、審査の過程において出張所から総合支所となることでその移管される具体的な業務内容や、業務に対して必要と見込まれる人員の概要さえ示されなかったことから、組織全体への人員配置による影響や市民サービスが維持できるのか等の不安要素が払拭されておりません。よって、条例改正の可否を判断いたしかねること、また議会に対しこのような条例改正を提案する姿勢が全くもって不十分であると感じております。 このように、本議案可決により想定される組織全体の体制が不明瞭極まりない状況では現状を維持するしかないと考え、反対といたします。 以上で少数意見の報告を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 少数意見の報告か終わりました。 これより少数意見者に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、少数意見者に対する質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、厚生文教委員長の報告を願います。 中西厚生文教委員長。     〔厚生文教委員長 中西裕康君 登壇〕 ◆厚生文教委員長(中西裕康君) それでは、厚生文教委員会の審査結果を御報告いたします。 6月21日に本委員会に付託されました議案3件及び請願3件並びに継続審査中の請願1件を審査するため、6月23日、6月25日の2日間本委員会を開催し、説明員の出席を求め、慎重に審査をいたしました。審査月日、出席委員、説明員は付記のとおりであります。 審査の結果、全ての議案を全会一致で原案のとおり可決いたしました。 次に、請願第18号日本政府加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書採択を求める請願及び請願第19号赤穂市福浦産廃場計画の中止を求める意見書の提出を求める請願の2件については全会一致で採択といたしました。 次に、請願第20号選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書の提出を求める請願については委員より、6月23日の最高裁大法廷による夫婦別姓に係る裁判の判決を見届けてから結論を出すべきとし、継続審査を希望する意見も出ましたが、賛成少数で否決されたため、挙手による採決の結果、賛成多数で採択といたしました。 次に、請願第21号市長選挙の不正を糺す意見書の提出を求める請願については引き続き調査の必要があると判断したため、継続審査といたしました。 以上で厚生文教委員会委員長報告を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 委員長の報告が終わりました。 これより委員長に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって委員長報告に対する質疑を終結いたします。 以上で厚生文教委員長の報告を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、予算決算審査委員長の報告を願います。 掛谷予算決算審査委員長。     〔予算決算審査委員長 掛谷 繁君 登壇〕 ◆予算決算審査委員長(掛谷繁君) それでは、予算決算審査委員会の審査結果を御報告いたします。 6月21日に本委員会に付託されました議案第55号を審査するため、6月28日に本委員会を開催し、説明員の出席を求め、慎重に審査いたしました。審査月日、出席委員、説明員は付記のとおりでございます。 審査の結果、森本委員より2款総務費、1項総務管理費、7目支所及び出張所費中、屋根つきスポーツ広場(吉永)に関する予算7,462万7,000円、7款商工費、1項商工費、2目商工振興費中、花火大会補助金に関わる備前まつり補助金、三石夏まつり補助金サマーフェスティバル補助金の予算計7,250万円(「725万円」と後刻訂正)、10款教育費、7項保健体育費、2目体育施設費中、屋根つきスポーツ広場(大渕)に関する予算4,510万円を減額する修正案が、次に橋本委員より森本委員の修正案に加え2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費中、東京事務所に関する予算347万6,000円、7款商工費、1項商工費、3目観光費中、備前焼まつり実行委員会補助金に関する予算1,600万円を減額する修正案が、さらに中西委員より橋本委員の修正案に加え10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費の会計年度任用職員に関する予算314万2,000円を減額する修正案の3つが提出されました。 採決の結果、別添の橋本委員が提出した修正案が賛成多数で可決されました。なお、少数意見が留保されております。 以上で予算決算審査委員会委員長報告を終わります。 1つ訂正がございます。花火大会は725万円でございました。大変失礼いたしました。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 委員長の報告が終わりました。 これより委員長に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、委員長報告に対する質疑を終結いたします。 以上で予算決算審査委員長の報告を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 次に、委員会において少数意見が留保されておりますので、少数意見の報告を願います。 7番西上議員。     〔7番 西上徳一君 登壇〕 ◆7番(西上徳一君) 6月28日の予算決算審査委員会において留保した少数意見を会議規則第108条第2項の規定により報告します。 予算決算審査委員西上徳一、賛成者は土器豊、山本成でございます。 議案第55号令和3年度備前市一般会計補正予算(第2号)。 東京事務所の設置に伴う職員の派遣、事務所の借り上げ等に用する経費については情報収集や要望等を行う拠点となり、また各省庁からの情報をいち早く知るためにも、東京に事務所を設置することは意義あることと思われます。 さらに、職員が東京で生活することで働いている備前市についてこれまで見えなかった部分が見えるようになり、備前市の中からの視点だけでなく、外側からの視点も持ち合わせることがポイントとなり、東京事務所は人材育成という観点からも備前市にとって非常に有意義なものとなると言え、必要な予算です。 次に、商工振興費負担金補助及び交付金では、昨年は青年会議所がサプライズで花火を打ち上げて好評でした。今回、昨年実績のある青年会議所にお願いするということのようです。私は、青年会議所OBの立場からも、一度お願いしている以上はぜひ実施してもらうべきではないでしょうか。あまりにも失礼であると言えます。 次に、観光費、負担金補助及び交付金、備前焼まつり実行委員会補助金について、長引くコロナ禍で市内が疲弊した状態となっています。日本遺産備前焼に感謝し、コロナウイルスを追い払う華やかな祭りを行うことが必要です。出店者に負担をかけないためにも1,600万円の補正は必要です。 次に、支所及び出張所費、施設整備工事費7,462万7,000円と保健体育費体育施設費施設工事費4,510万円のそれぞれ屋根つきスポーツ広場を整備する予算について、ドームは雨天でも使用でき、災害時では避難所に活用するということです。 2020年記録的な豪雨に見舞われた熊本県球磨村では、200人を超える被災者の方が多目的ドームで2晩過ごされ、その後中学校に再び避難されました。長期にわたる避難は厳しいが、短期なら有効であると考えます。よって、屋根つきスポーツ広場は建設すべきと考えます。 以上のことから議案第55号について原案に賛成です。 ○議長(守井秀龍君) 少数意見の報告が終わりました。 これより少数意見者に対する質疑を行います。 橋本議員の質疑を願います。 ◆15番(橋本逸夫君) ただいま西上議員が花火の件で青年会議所が行うことに対して補助金を出すというその中で、一度お願いしている以上はぜひ実施してもらうべきではないでしょうかと、あまりにも失礼であると言えますという文言がございます。 私も備前青年会議所のOBとしてこの文面はどうしても看過できません。一度お願いしているというのは誰が、どなたが青年会議所へお願いをされたんでしょうか。それと、まだ予算が議会を通過していないのにもうこれが確定なんだというような形でお願いをするほうがおかしいんであって、その際には予算が議会で認められればこれを実行させてもらいますというふうに言うべきであって、私はこれが失礼に当たるというふうには思えないんですが、少数意見を留保された西上議員、どういうふうに思われますか。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 ◆7番(西上徳一君) 失礼か失礼じゃないかは気持ち的なことが違う方と思いますが、一度お話をされた以上は私もJC、OBでございますので、そういうお話を聞いた以上は私がそのときの立場ならやらせてもらう、話を聞いたからにはさせていただくというのがJCのときの、現役のときの気持ちでしたので、そういうことでございます。 ○議長(守井秀龍君) 誰がしたのかと、誰が連絡したのかという質問があったと思いますが。     〔「そうそう。それを答えていない。どなたが連絡したんか」と15番橋本議員発言する〕 ◆7番(西上徳一君) どなたかというのは分かりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員の再質疑を願います。 ◆15番(橋本逸夫君) どなたか分からん人が備前青年会議所にお願いをした。不可解の文章ですね、これ。これは当然吉村市長が備前青年会議所のどなたかによし、この予算をつけてやるよというふうに言われたんだろうと私は推測しとんですよ。西上議員はどのように推測されますか。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの再質疑に対する答弁を願います。 ◆7番(西上徳一君) 御推察されたのならそうであるでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 橋本議員の質疑を終わります。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、少数意見者に対する質疑を終結いたします。 以上で委員長報告を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程4、討論・採決を行います。 まず、議案第55号令和3年度備前市一般会計補正予算(第2号)につきましては討論の通告がありますので、これより討論を行います。 なお、討論の順序は、まず原案にも委員会修正案にも反対の方、次に委員会修正案に賛成の方、最後に原案に賛成の方の順に行います。 いま一度申し上げます。 まず、原案にも委員会修正案にも反対の方、次に委員会修正案に賛成の方、最後に原案に賛成の方の順に行います。 まず、原案にも委員会修正案にも反対の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 次に、委員会修正案に賛成の方の発言を求めます。 9番星野議員。     〔9番 星野和也君 登壇〕 ◆9番(星野和也君) それでは、議案第55号令和3年度備前市一般会計補正予算(第2号)について、委員会修正案に賛成の立場で討論をさせていただきます。 1点目、東京事務所に係る経費347万円は、4年前に設置されていた東京事務所について効果等の検証、反映されているのかが明確ではなく、目的としている情報収集活動もここ数年飛躍的に拡大したリモートなど、ICT技術の活用での対応が可能であると考えますし、また企業誘致や企業版ふるさと納税への働きかけについても具体的な戦略がありません。そして、いまだ日々多くの新規新型コロナ感染症患者の発生が確認されている東京への事務所設置は、設置の必然性に疑問が残ると判断いたします。 2点目に、屋根つきスポーツ広場(吉永)に係る7,462万円及び同じく大渕に係る経費4,510万円につきましては、グラウンドゴルフやゲートボールをはじめスポーツに、子供の遊び場に、災害時の避難所利用などに利用するという案ですが、予算計上後の地元団体からの要望書提出、使用方法の曖昧さ、維持管理の検討がなされていないこと、とても計画的な事業であるという熱意が伝わってこないのが残念に思われます。 また、今後準備が整った市有地に順次設置していくということですが、全体像や整備費用が全く見えてきません。 市内全体を見渡し、都市公園や児童公園など、備前市の公園の在り方を総合的に判断し、限られた予算の中、一部ではなく多くの市民から喜ばれる形での整備を考えるべきであると考えます。 3点目、花火大会等補助金に係る備前まつり補助金275万円、同じく三石夏まつり補助金245万円の増額、同じくサマーフェスティバル補助金205万円の増額につきましては、コロナ感染症拡大により暗く沈んだ気持ちを盛り上げ、心を和ませる一助となるようなサプライズ花火大会を実施する事業とのことですが、事業の実施主体が明確ではないこと、金額の設定の根拠が脆弱なこと、サプライズと言いながら実施日が特定されていること、補助要望すら出されていない状況での補助金としての支出など、実施に向けての整備が整っているとは言い難いと感じます。 4点目、備前焼まつり実行委員会補助金に係る1,600万円増額につきましては、備前焼振興の再起と地域の活性化を目指す事業とのことですが、コロナ禍での開催予定であることから、例年の総事業費相当額1,600万円を補助するものということですが、補助金の使用目的、方法など具体的な取組姿勢が明確に伝わってこないことや、財源が不確定な企業版ふるさと納税を充当していることを考慮すると疑念を感じます。もちろん備前の宝である備前焼の裾野を広げることや備前焼振興に異論を唱えるものではなく、より堅実で効果的な支援策を望むものであります。 以上を考察すると、計画性、必要性に乏しく、備前市の現状を鑑みるとき多額の費用を投じての事業としてふさわしくないと判断いたします。よって、委員会修正案に賛成いたします。御賛同のほどよろしくお願いします。 そして、この予算案、予算決算審査委員会において原案に賛成の議員は3名でありました。屋根つきスポーツ広場及び花火大会に係る経費については市長に近いとされる議員からも減額修正案が出されるなど、問題の多い議案であったと申し添えておきます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 4番山本議員。     〔4番 山本 成君 登壇〕 ◆4番(山本成君) 議案第55号備前市一般会計補正予算(第2号)に対して、原案に賛成の立場で討論させていただきます。 まず、一般管理費、備前市東京事務所設置に伴う職員の派遣、事務所の借り上げ等に要する経費ですが、備前市と東京では情報量が違い、東京に事務所を設置し、職員を派遣することで中央省庁との連携、調整、情報収集ができます。また、企業版ふるさと納税を企業に依頼する拠点として東京事務所は必要です。そして、地方では得難い人脈ができるチャンスもあります。 以上のことから東京事務所は必要であると思われます。 続きまして、商工振興費負担金補助及び交付金ですが、サプライズ花火ですが、昨年全国約160の花火業者が各地で一斉に花火を打ち上げました。全国一斉悪疫退散祈願「Cheer Up!花火」がありました。この日の風景は、多くの人の胸に刻まれました。備前市でも長く続く自粛生活を癒やすために、昨年に続きサプライズ花火を打ち上げるべきです。花火大会補助金は必要です。 次に、観光費、負担金補助及び交付金、備前焼まつり実行委員会補助金についてですが、備前焼は800年の歴史を持つ地場産業です。備前焼は、バブル崩壊後の失われた20年じゃないですけど、ここ十数年低迷しているところに新型コロナウイルスの影響を受けました。展示会の中止、延期が相次ぎ、緊急事態宣言などで備前を訪れる観光客も減少し、備前焼関係者は疲弊しています。ちなみに私も備前焼関係者ですので、よく分かります。疲弊しています。 備前焼だけでなく、日本の伝統産業はコロナ禍で4割が廃業危機、5割強が売上げ半減と大ダメージを受けるも、あまり注目されていません。日本の伝統産業を守っていかなければなりません。そのためにも、備前焼まつりを備前焼関係者の負担を軽減して行うために、備前焼実行委員会補助金1,600万円は必要です。 次に、支所及び出張所費、施設整備工事費7,462万7,000円と保健体育費体育施設費施設工事費4,510万円の吉永、片上地区の屋根つきスポーツ広場の整備ですが、子供が気軽に遊べる公園、災害時には仮設の救護施設や避難所としての利用も検討しているとのことで用途が多岐にわたっておりますが、どちらのスポーツ広場も通常時は高齢者の方がグラウンドゴルフ、ゲートボール場として使用することがメインになるのでしょう。が、高齢者の健康のためには必要だと思います。適度に体を動かすことにより健康寿命を延ばすことが、ひいては医療費の削減につながりますので、屋根つきスポーツ広場の整備には賛成です。 以上、上記の項目全て備前市の発展のために必要なものであるので、原案に賛成です。御賛同のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案にも委員会修正案にも反対の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 次に、委員会修正案に賛成の方の発言を求めます。 中西議員。     〔14番 中西裕康君 登壇〕 ◆14番(中西裕康君) それでは、私は議案第55号令和3年度備前市一般会計補正予算(第2号)について、修正案賛成の立場から討論を行います。 市民の皆さんがコロナ禍の中で忍耐強く耐えていること、身体的距離を保つこと、収入の減収等のこの苦しみの中でどれだけ行政が援助の手を差し伸べ、励まし、希望の星を高く掲げることが最も私は今大切だと思っています。 その点で、私は今回の補正予算を測る物差しは、第1にどれだけ市民の安全と暮らしが守られるのか、第2に市民に光をともす政策がどれだけ計画的で実現性を持っているのか、第3に厳しい財政事情の中で税金の使い方の公平性がどれだけ担保されているのか、この3つの物差しで測ることにいたしました。 まず、子供の居場所づくりへの補助金の増額、低所得の子育て生活支援の上乗せ、コロナワクチン接種へのタクシー代金の補助等評価できるものもあります。しかし、市長は施政方針において現下の市政において最優先で取り組むべきことは新型コロナウイルス感染症対策ですと述べられながら、国の制度以外十分な目立った政策はありません。それどころか、施政方針で誰一人取り残さないと述べながら、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金については社会福祉協議会が実施していた総合支援金受給者より119人を取り残すことが明らかになりました。 では、修正すべき理由について申し上げたいと思います。 第1に総務費、総務管理費一般管理費中、東京事務所に関わる経費を減額し、7億6,219万円とするものであります。これは一般質問の市長答弁でも今すぐに東京に人をやるわけにはいかないと言われましたが、まさにコロナ禍の中、急いで配置をする必要性はないのではないでしょうか。 また、中央省庁とのコンタクトが簡単に取れるのか、コロナ不況の中で企業版ふるさと納税の営業についてもいましばらく戦略を備前市において練られることが肝要ではないでしょうか。 第2に総務費、総務管理費、支所及び出張所費中、屋根つきスポーツ広場に関わるものを減額し、6,374万4,000円とするものであります。これは議案審議を通じグラウンドゴルフを20メートル、60メートルの中に8ホールの会場にしてプレーすることが、ポールがあることからして危険であることが明らかになっています。このような屋根つき広場を全市的に配置していくとの説明ですが、全市的な配置計画を財政計画と一緒に示すことが必要だと考えます。蛇足ではありますが、利用者からの建設要望書はこの6月定例会が始まってから6月24日に提出がされています。性急な予算計上と言わざるを得ません。 第3に、商工費、商工費、商工振興費中、備前まつり、三石夏まつり、サマーフェスティバルに関わるものを減額し、5,350万円に減額するものであります。これは密を避け、分散して花火を上げるものですが、委託先、8月の行事に間に合うか、コロナ対策をして静かな祭りの企画もある中での団体の意思も問われることになります。サプライズ花火だけでは税金の無駄遣いと言えるのではないでしょうか。 また、備前まつりへの補助は実体のない団体であり、たとえJCに委託をしたとしても花火を上げる条件を示している以上、補助ではなく委託料として計上すべきものであります。今回、修正によって間違った予算書が訂正されることになるわけであります。 備前まつりは今回限りとの執行部の説明ですが、私はこの備前まつり、歴史のある片上の花火、この復興を願うものであります。中止をしたときにもこのことは申しました。私は、祭りを復活させて来年度の当初予算にぜひ計上していただきたいと切に望むものであります。 第4に商工費、商工費、観光費中、備前焼まつり実行委員会補助金を減額し、5万5,000円とするものであります。これはコロナ禍で市民の皆さんの安全を守ることが第一義に優先されるべき課題だと思います。 備前焼に携わる皆さんの生活と暮らしは大変だということは十分承知をしています。生活保障と生活支援は大きく行うべきであります。新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の増額や対象を拡大することなど、やれることは幾らでもあります。 伊部町内でも感染の拡大の多くの懸念の声が出ています。審議の中で感染拡大の対策を講じて参加者もいつもの半分ほどにするというお話がありましたが、あの祭りでいつもの半分にどうやって抑えるのか、この具体的な方法をお伺いすることはありませんでした。 さらに、専門家に感染対策について相談したこともない、意見を聞いたこともないということであります。これで安全と言えるのか。ワクチン接種が全国的に終わっていない段階での実施は危険な冒険と言わなければなりません。もし感染拡大がなされたら備前市や備前焼のイメージはどうでしょうか。私は、このコロナが終息し、その段階では本当に盛大なお祭りにしていただきたいというふうに思います。 六古窯では、中止やリモート、いろいろ検討中とのことですが、もう少し工夫をお願いしたいところであります。 第5に、教育費、保健体育費体育施設費中、屋根つきスポーツ広場を減額し、330万円とするものであります。これは全体の配置計画、財政計画が必要だと考えます。 また、避難施設としてですが、使用するためには照明や水の確保、トイレの設備が必要になってきています。施設ができてから検討するとの答弁ですが、今計画には入っておりません。 以上、簡単に意見を述べてまいりましたが、市長、市長の豊かな発想を私はよく理解しておるつもりであります。職員は市長の命令に従いますが、自らの意見を議会や市民の皆さんに理解と納得をしてもらうためにはどうしたらよいのかについてもう一度お考えいただきたいと私は思います。慌てず、焦らずに職員の知恵を信じていただくようお願い申し上げて、修正案への賛成討論とさせていただきます。御賛同のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第55号を採決いたします。 なお、採決につきましては、まず委員会修正案について採決を行い、その修正案が可決された場合は続いて修正部分を除く残りの原案について採決を行います。委員会修正案が否決された場合は、原案について採決を行います。 いま一度申し上げます。 まず、委員会修正案について採決を行い、その修正案が可決された場合は続いて修正部分を除く残りの原案について採決を行います。委員会修正案が否決された場合は、原案について採決を行います。 それではまず、委員会修正案について採決いたします。 本修正案に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、修正案は可決されました。 続いて、ただいま修正可決した部分を除く残りの原案について採決いたします。 修正部分を除くその他の部分については原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、修正部分を除くその他の部分については原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、議案第56号令和3年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)につきましては討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に賛成の方の発言を求めます。 10番尾川議員。     〔10番 尾川直行君 登壇〕 ◆10番(尾川直行君) 議案第56号令和3年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について、賛成の立場より述べさせていただきます。 本議案は、西片上の遊技場跡地約4,500平方メートルを市民センター、図書館の駐車場用地を先行取得するためのものです。 当該土地は、昭和35年、1960年、今から61年前に記録的劇映画「煤煙よ!さようなら」という題名で映画化されたことを思い起こします。映画を鑑賞された方もおられると思いますし、台本も残っています。 この映画のテーマ、主題となったのは、備前町一帯、東備地区は全国一の耐火れんがの生産地であり、耐火れんが製造業は備前市発展の支えであり、原動力です。 この土地は、当時耐火れんが製造工場が存在し、立地上生産の際に炊く石炭のばい煙が黒いぼたん雪のように降り、付近の住民は長い間困り抜いていました。 昭和56年、1981年、市制10周年記念事業として隣地の片上警察署跡地に市民センターが建設されましたが、車社会となり、駐車場が不足し、利用する市民の方々に御不便をおかけしたり、利用の際に周辺とのトラブルも発生し、担当者も大変苦労し、駐車場の整備が求められてきました。 長年耐火れんが製造工場が操業し、その後遊技場としてその役割を果たし活用されてきましたが、経年によりその役割も変化しました。市民の長年の願いであった土地取得の機会がようやく訪れたと言えます。今回、何としてでもこのときを好機と捉え、これまでかなわなかった市民センター、図書館駐車場の整備、あるいはサイクリングセンター等多目的に活用し、芸術文化等のより活性化を図り、備前市の中心地として市民が集い、にぎわいあふれる拠点として魅力あふれるまちづくりにつなげるために取得すべきと考えます。 以上、御賛同をお願いいたします。 以上で賛成討論とさせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 1番藪内議員。     〔1番 藪内 靖君 登壇〕 ◆1番(藪内靖君) それでは、議案第56号令和3年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)に関して反対の立場で討論させていただきます。 議案細部説明書及び新規事業等の概要によりますと、市民センターや図書館の駐車場用地として旧パチンコクラウンの土地を先行取得し、利用者の利便性を図るとありますが、今現在市民センターの周辺には専用駐車場56台分、中銀前駐車場73台分、本庁舎周辺、職員駐車場も含めますと全体で約300台の駐車場が整備されております。とても不足しているとは考えられません。 ないよりあるほうが、少ないより多いほうが、余裕を持って当たるほうがいいことは理解いたします。がしかし、年に数回あるかないかの大きなイベント、マックスの状態に合わせてそれらを整備することはいかがなものかと考えます。 また、今定例会において5名の方が公共交通について一般質問されました。 2点お願いしたいです。 1点目、1人1台ではなく、乗り合わせいただくことをアナウンスする。2点目、市バス、JRなど公共交通の利用を促していく。これらのことをやっていかないと、減便、廃線をも検討されようかという状況がより厳しいものとなるのではないかと推察されます。 私は、全てを否定的に見ているわけではありません。ただ、6月定例会全体を見、機構改革の参考資料などを見てみますと、図書館の新築、専門学校、屋根つきスポーツ広場等々、新しい提案が次々と出てまいります。一度このあたりを交通整理されて、市民が望むことの中でも最大公約数となる部分を進めるべきではないかと考えます。 最後に、土地取引においてはタイミングという問題もあると思います。しかし、他に望まれる方がおられるようであれば市としてそういう方を応援するぐらいのスタンスでちょうどいいのではないかと考えます。 以上でございます。御賛同のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 5番森本議員。     〔5番 森本洋子君 登壇〕 ◆5番(森本洋子君) それでは、議案第56号令和3年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について、賛成の立場で討論をさせていただきます。 議会は、今まで新庁舎建設、旧アルファビゼン跡地の整備、図書館整備、また駅の駐車場に関しても必ずと言っていいほど駐車場台数にこだわり、質疑がなされてきたように思われます。十分な台数を確保するようにとの意見が多かったと記憶しております。 このたびの議案の細部説明によりますと、市民センターや図書館の駐車場用地を先行取得するためのものとあります。取得しようとしている土地は道路を挟んでいるとはいえ、市民センターに隣接しているものであります。市民センターの駐車場不足は長年問題になっていたことを否定される方はいらっしゃらないと思います。イベントのたびに駐車場不足を市民の方から指摘もされてまいりました。 委員会の議案審査の中でイベント時に職員の駐車場も活用、また企業の駐車場も借りてとの意見もあったようですが、市民センターを利用される方の利便性、また企業の駐車場をお借りできない場合も想定されているのでしょうか。 執行部の委員会での説明でもありました。タイミングです。取得するべきタイミングを間違えてはいけないと考えます。コロナ禍が終わってからとか、企業版ふるさと納税との意見もあったようですが、土地はいつまででも備前市のためだけには待っていてはくれません。タイミングを逃して後悔することのないようにしてまいりたいというふうに思います。 駐車場の台数が十分に確保できていない現状、取得することに問題はないと考え、議案第56号に賛成いたします。 最後に、市民センターのホールの固定座席数は694席、駐車場の台数は市民センター敷地内56台、中国銀行前73台、合わせて129台、本庁86台、中国銀行前73台のうち平日は臨職の方も止められています。73台全てが駐車できるわけではありません。 参考までに述べさせていただきます。御賛同のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 3番田口議員。     〔3番 田口豊作君 登壇〕 ◆3番(田口豊作君) それでは、私は議案第56号令和3年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について、反対の立場で討論をしたいと思います。 議案細部説明によれば、用地取得事業費1億3,000万円は市民センターや図書館の駐車場用地を先行取得するための公有財産購入費の計上とされています。この間の一般質問や質疑、委員会審議等で明らかになったことは、一つは現在の市民センターの活用で全体の駐車場不足が生じるのは年間で数回あるかないかということでございます。私も、子供が小さい頃「長靴をはいた猫」とかという劇団が来られて観劇に来たことがありますが、不足しているように感じたとは記憶しておりません。 また、市長さんは図書館は新築でと述べられています。図書館のまだ規模等も定かでないこういう中で、駐車場用地の先行取得というのはいかがなものでしょうか。 旧アルファビゼン、市民センターの増改築、図書館建設については2年間ほど市民と多くの方々が貴重な時間と努力を費やして議論、検討してきたものであります。新築と方向が変わったのであれば再度市民の皆さんの意見をいただき、そして市長さんの思い描くデザインとともにしっかりと検討すべきであると思います。 また、備前市まちづくり基本条例では、新たに設置する大規模施設の計画では市民への参画の機会を提供するというようになっております。審議会を設ける、またパブリックコメントを行うなど、市民との合意形成を図ることが必要ではないでしょうか。ちなみに瀬戸内市では図書館計画に5年をかけてしっかりと練ってきたというようにお聞きしております。 まず、市長さん、市民の皆さんとの対話から始められてはいかがでしょうか。これが第一歩と考えます。 これで私の反対討論を終わります。御賛同方よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 13番川崎議員。     〔13番 川崎輝通君 登壇〕 ◆13番(川崎輝通君) それでは、議案第56号令和3年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)についての賛成の立場から討論に参加します。 まず一言、補正予算の委員会でしたか、総務産業でしたね、これは。なぜかあの土地が駐車場ではなく将来図書館として使われるんじゃないかと単なる臆測で先ほどの同僚議員も図書館土地取得の問題、駐車場としての確保の問題が図書館建設だという前提で物を言うなどという、全く根拠のない理由を述べるというのは非常にお恥ずかしい話ではないかという点をまず御指摘しておきたいと思います。 この土地は、約1,500坪弱ですが、同僚の議員がたしか昭和56年といいますから今年昭和でいえば96年、40年ぶりにこの狭い片上地区中心市街地に、以前はれんが会社、これまではパチンコ屋として民間の所有地でしたが、やっと市民センターがそれなりの機能を発揮する上で十分な土地を取得できる絶好のチャンスが来たということであります。 これまで前市長も公用車及び職員の駐車場を確保するために酒屋の跡、そして今あの品川近くにある私たちの駐車しているところもほとんど職員駐車場として確保し、満杯に近い状態です。そしてまた、遠くはアルファビゼンの裏方、そこらも将来前市長も公園づくりの中で必要だということで確保してきております。私は、この片上というのは新備前市の中で中心地としてぜひとも発展を願う次第です。 となれば、このモータリゼーションといいますか、マイカーの時代、車なくして公共施設の利用というのは本当に不便です。赤穂線も定期路線バスも使っていただいて結構ですが、より活発に市民センターを利用するためにはより広い日常的な駐車場が必要です。残念ながら、日常的にはこの新庁舎を利用する方だけでもやっと北側の駐車場ができて少し余裕ができた感じです。 しかし、100メートル以上離れた中銀前の駐車場などは私などが来るときにはほとんど職員の方が早いですから埋まった状態です。今の状態では相変わらず市民センターを日常的に利用される方にとっては本当に車が置けるのかどうか、常に不安が付きまとっているんではないでしょうか。 確かに小集会であれば今の駐車場でも十分でしょう。しかし、これが50人、100人規模の日常的ないろんな催し、会議なりに利用するとすれば、本当に駐車場は少ないと言わざるを得ません。そういった意味で、1,500坪であれば100台以上、200台置けるんでしょうか。十分な日常的な駐車場として利用価値が高まると思います。 この地元の住民にとって本当に悲願ではないでしょうか。前市長もあの市民センターを図書館などに改造するということがあれば、ますますあの土地を確保することが必要だということを前市長のときにも訴えてきましたが、前市長はなぜか図書館の立派なものに12億円でしたか、かけて改造するというにもかかわらず、あの土地は必要ないという、全くやっていることと具体的な駐車場確保ではアンバランスな状態だったと思います。新市長の下で即刻、より早く所有者との話合いを詰めるためにはこういった1億3,500万円の補正予算は絶対に必要だと。 私は、日生に住んでおる人間ですが、議員ですが、これまでの駐車場確保で一切反対したことありません。なぜここに来てあの土地が必要ないという発想、職員や公用車ではなく一般市民が最も使う使用頻度の高い土地確保の上で反対などというのは本当に市民の、特に地元の皆さんの要望を無視した反対意見ではないかと思います。どうか考え直していただきまして、本当に絶好のチャンス、この機会をもし逃して民間などの手に渡るようなことになれば40年待ったかいがないんじゃないでしょうか。ぜひともこの機会にこの予算を認めていただいて、より市民、地元の人及び我々日生、三石、吉永の方も今まで以上に市民センター、図書館を使っていただくように頑張ることが今必要だと思います。 以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) 次に原案に反対の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第56号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立少数であります。よって、議案第56号は否決されました。 会議中途ですが、暫時休憩いたします。     午前10時53分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、議案第57号から議案第60号までの4件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第57号から議案第60号までの4件はいずれも原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、議案第61号備前市支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例の制定については討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に賛成の方の発言を求めます。 12番土器議員。     〔12番 土器 豊君 登壇〕 ◆12番(土器豊君) 議案第61号、賛成の立場から討論をいたします。 議案の詳細説明で人口減少、高齢化の進行等の三石地区の抱える課題に対するため、期日前投票所の設置をはじめ総合支所としての機能の充実を図るとともに、交通の利便性を活用した持続可能なまちづくりを展開するための拠点として総合支所を設置するものですと細部説明でこのような形になっています。 私は、まちづくりは市の職員、地区住民のコミュニケーションの上に議員さんが加わってまちづくりをするものと考えています。 少し外れますが、辛抱してお聞きください。 伊部自治会協議会は、平成12年4月、伊部の本区、浦伊部区会、久々井区会を組織を統一しました。ピラミッド型にしたということですね。前は連合、横並びじゃったんですね。当時の区長さん、伊部本区長、浦伊部区長さんが三石地区の区会をモデルにしました。 伊部から見た場合、三石地区は職員と区会と議員さんがミュニケーションを図れてまとまってまちづくりをしていました。そういう形に伊部から見えたんですね。そういうことで、伊部自治会は三石地区をモデルにして頑張ってきました。だから、伊部村を目指して全員参加の区会活動に、そしてこれ団結ですね1番、2番、協働、お互いに助け合う、3番、自助、これは三石地区がしとったことをまねをして、伊部地区はこういう形で平成13年から方針でいきました。 今、三石地区なんですが、総合支所長さんは本所へいます。これで地区の方とコミュニケーションは図れないと思うんですね。それで、本所へ来ても居場所がない、来た人が。前は、まだ古い建物のときには居場所があったんですね。私は、平成26年に選挙落ちてからまだ3年間伊部の自治会協議会の会長をしていました。だから、市役所へ来たときにそこへ寄っていた、時々。まさか議会へ行くわけにいかないんで、寄って帰っていました。 だから、同じことを言います。まちづくりは市の職員と、それから地区の方のコミュニケーションが大事なんですね。その上に議員さんが応援してまちづくりをすると、議員が応援してまちづくりをする、それが今三石の場合は私はできていないんじゃろうと思います。だって、支所長さんが本所へおるわけじゃから地区の方とコミュニケーションが図れるわけないんですからね。ということです。 そういうことで、私はこの議案を賛成という形でさせていただきました。ぜひもう一度皆さんよく考えてください、コミュニケーション、まちづくりを。絶対に市の職員なんですね。それから、地区なんですね。そして、その上に議員が加わってまちづくりができると私は思っています。ぜひ皆様方この議案を御賛同お願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 2番青山議員。     〔2番 青山孝樹君 登壇〕 ◆2番(青山孝樹君) それでは、議案第61号備前市支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論をさせていただきます。 議案細部説明によりますと、先ほどと重なりますが、人口減少、高齢化の進行など、三石地区の抱える課題に対応するため、期日前投票の設置をはじめ総合支所としての機能の充実を図るとともに、交通の利便性を活用した持続可能なまちづくりを展開するための拠点として、総合支所を設置する改正を行うとあります。 人口減少、高齢化の進行への対応策は重要な課題と考えますが、説明では一つは期日前投票所の設置を上げておられます。期日前投票所の設置については、従来の出張所でも十分可能でありましたが、投票立会人が確保できないという行政側の理由で設置されなかったもので、新築された出張所では現状態で十分役割を果たせるようです。 また、交通の利便性の問題は、現在の路線を出張所まで少し延伸すれば解決できます。 先日の総務産業委員会での同僚議員との質疑で、現在の三石出張所の人員と日生及び吉永総合支所との比較が質問されました。三石出張所は所長が市民課長と兼任で、その他会計任用職員2名、再任用職員1名の計4名で運営されているとのことです。日生総合支所は正規職員8名、会計任用事務職員が2名、作業担当職員が2名の計12名、吉永総合支所は正規職員8名、会計任用事務職員が2名の計10名で運営されているとのことでした。 その上で、三石出張所を総合支所にするために何名必要かの質問に、若干の増員が必要であり、全体調整の中で決定するとし、具体的な人数は示されませんでした。他の総合支所並みに配置するには五、六名の増員が必要であると考えられます。人件費や事務所スペースの問題はないのでしょうか。私は問題ありと考えます。 また、出張所を総合支所に2段階格上げすればどのような権限移譲がなされるのかの質問に対しても、まだ言えないが、期日前投票が可能になり、目的はコンパクトシティーであるとしか答えられませんでした。確かに現在の体制では所長が常勤でないことで非常時の対応やスピーディーな意思決定には少なからず支障があろうと思われますが、これは所長を常勤にすることや正規職員を配置することで現時点でも可能とのことでした。 また、このたびの三石出張所の新築計画では、三石地区の業務が円滑に行われる職員の数と、来庁者が利用可能な窓口と快適な待合スペースも設け、出張所と公民館を併設した複合施設にするなどのソフト面もハード面も十分考えた上で建設されたのではないでしょうか。今はこの施設を有効に活用することにより、三石地区の活性化を図ることがまず第1に行うべきことと考えます。 備前市が置かれている人口減少、財政難の中、行政のスリム化や人件費の削減が必要であり、人員配置や権限移譲も示されないままの提案では承服しかねます。 以上の理由により、議案第61号に反対の討論といたします。議員各位には御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 13番川崎議員。     〔13番 川崎輝通君 登壇〕 ◆13番(川崎輝通君) それでは、議案第61号備前市支所及び出張所設置条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場から討論に参加します。 まず第1に、私は委員会でも審議になりましたが、いろいろ聞くんであれば私は率直に日生に住んどる議員として日生総合支所を利用している立場から、旧備前に住んでいる方は三石へあまり行くこともないんで、吉永総合支所なり日生総合支所の機能がどの程度かということは体験できていないんだろうと思いますけど、議案は1週間前に送付されるわけですから、少し反対などというんであれば総合支所がどういうところにどういう問題があるのか、しっかり現地なんかも見学していただいたほうがいいんじゃないかなあと思います。 私は、日生総合支所を利用する立場で今でも不十分だと思っています。合併当時は相当権限もありまして、機能していましたが、本当に少なくなって残念です。建物だけが人数が減りますから大きな建物だなあという実感です。 そういう中で、まだまだ日生総合支所なり吉永総合支所は耐震化なり改修は行われていませんが、この機に三石支所は3億円以上もかけて立派な支所及び公民館ができました。絶好のチャンスではないでしょうか。 私は、持論として人口比、地域の人口比に応じて窓口業務、接待業務というのは比例配分すべきだと思っています。何で本庁に窓口業務の方がたくさんいて、日生、吉永、三石に必要ないというような判断になるんでしょうか。私は、そういう接待、窓口業務をたくさん置くことによって同僚議員が言われた行政職員と地域住民がまず窓口で接しながら、そこでの御相談、悩みを聞きながら、現地に行くためにも本庁にいては時間がかかり時間の無駄です。直結している総合支所なり、支所から直接現地へ視察に行くなり、問題点を聞くなりすることによってより行政実務はより合理的、効率的に執行できるのではないかと考えております。 そういった意味で、本当に立派な3億円以上の施設ができたんですから、この機に総合支所に格上げすることによって、まず三石地区の市民の方が利用しやすい、そして何よりもそこでのいろんな問題が責任者がいないということであれば日常的にも、特に災害時などどうされるんでしょうか。しっかり責任者を置き、配置することによってスムーズなより市民に優しい行政が行えると思います。 いろんな予算上の問題はあると思いますが、決して総合支所にするからといって新規に職員を採用するわけではなく、本庁からの職員が派遣されるわけですから、私は経費的には何ら問題はないと。そして、立派な施設をより広く市民に来ていただき、いろんな相談をしていただく、そして少しでも人口減少に歯止めをかけれる、そういった総合支所の機能こそ今三石にも求められていると思います。 合併して15年、これだけ誰もが予想しなかった急激な人口減少、特に三石なり日生地区は本当にひどい人口減少です。少しでも人口を増やすためには若者世代、子育て世代がしっかり子供を育てていかなければ絶対に人口は減るばかりです。 国のいろんな大都市集中の政策があまりにもひどいということもあるんでしょうけれども、だからといって諦めるわけにはいきません。精いっぱい立派な施設が今後吉永も、日生は2億円で耐震化されるというふうなことも聞きました。しっかり拠点を中心に職員も市民も議員も一緒になって本当に住んでよかったという、目指すためにも総合支所への格上げ、賛成の立場で討論に参加しました。御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第61号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第61号は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、議案第62号備前市の組織及びその任務に関する条例の一部を改正する条例の制定については討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に賛成の方の発言を求めます。 4番山本議員。     〔4番 山本 成君 登壇〕 ◆4番(山本成君) 議案第62号備前市の組織及びその任務に関する条例の一部を改正する条例の制定について、原案に賛成の立場で討論をさせていただきます。 吉村市長は、施政方針において公平公正の信念の下、市民により沿い、誰一人取り残さない強く優しい市政の実現に取り組む所存があると述べております。 また、最優先の課題として新型コロナウイルス感染症対策であり、デジタルとグリーンがキーワードであるとも述べています。 市民に漂う閉塞感を打ち破るため、将来を担う子供たちのため、活気のある備前市を実現するため、職員とともに全力で取り組んでいくと述べています。 これらの実現のため、基本的に財務部と文化観光部を新設するものであり、財政の健全化と観光の振興について全力で取り組む体制を構築しようとするものであります。 あわせて、赤磐市や瀬戸内市との連携を図ろうとするものである。あわせて、企画部門の発展、強化充実を図るため、総合政策部を創設するものです。また、三石出張所を日生及び吉永と同格の総合支所に格上げすることに伴い、三石地区の市民の意見が反映されやすい体制になります。三石の発展にも寄与するものであります。 政策の刷新や財政再建はもちろん重要です。だが、統治機構が現在の社会情勢に合わず、時代遅れのままでは幾らすばらしい政策を打ち出しても迅速な意思決定、そして確実な実行はできません。今回の機構改革は、意思決定速度、人材資源配分など、備前市の自治能力や職員の意欲を高めるものであります。 以上のことから今回の組織の変更はぜひとも必要であり、原案に賛成するものです。御賛同のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 6番石原議員。     〔6番 石原和人君 登壇〕 ◆6番(石原和人君) それでは、議案第62号備前市の組織及びその任務に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして、反対の立場で討論をいたします。 新市長の下、政策実現やさらなる市民サービス向上のため、その都度組織の改編が行われるのは必然でありましょう。しかし、このたびの提案によればこれまでの1室5部から1室9部へ、26の課が32の課へ、55の係、センターが57へ、総合支所が2から3へ、さらに大都市圏へ設置する事務所を2つ増やそうという劇的な規模の大きい組織改革となっています。 この条例は、部の任務について規定するものであるため、新設される課や係の役割、その名称に重きを置いているのではなく、先ほどの議案第61号支所及び出張所の議論でもございましたが、各課や係にその目的達成や市民サービス向上のため概算であっても何名程度必要となるのか、また今後も存続していく部署においては当然減員となりましょうから、どの程度の人員配置を見込んでいるのかなど、組織改編の度合いがあまりにも大きいからこそ全体像も含め安心材料を与えていただかなければおいそれとやってみなはれとはなりません。 しかし、人員配置についての21日の本会議での質疑や22日の委員会審査においても現在検討中であるとの答弁が専らでございました。限られた人員をどのように配置するかは可決後に考えるというのはあまりにも危険であると捉えています。 加えて、新型コロナワクチン接種に全庁を挙げて取り組んでいるこの時期であります。しかも、この施行は僅か1か月後とのこと。7月の混乱ぶりが目に浮かびます。 いずれにせよ、誠に難しい判断ではございますが、大いに参考とさせていただきましたのは田原前市長の下、機構改革案が提案された平成29年11月議会での議案に対して総務産業委員会で留保された少数意見であります。当時あったまちづくり部を分割し、部が1つ増える形ではあったものの、課や係は統合され、その数を減ずる提案でございましたが、異を唱える当時の総務産業委員は議会最終日この場に立ち、人員配置もできていないと説明をされているが、概数であっても検討されていなければならないというものであり、私もその考えに大いに共感させていただき、人員の確定値までは示されずとも、せめて大まかな概数や全体像は示されなければならないとの考えを持ってこのたびの議案の判断に臨ませていただきました。 以上の考えを持っての私の反対討論とさせていただきます。御賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 7番西上議員。     〔7番 西上徳一君 登壇〕 ◆7番(西上徳一君) 議案第62号備前市の組織及び任務に関する条例の一部を改正する条例の制定について、原案に賛成の立場で討論いたします。 行政経営戦略の推進や事業計画の達成には、それを実行する組織がそれに適合できる機動的な機能であることが不可欠です。実際の行政経営や事業の推進に沿い得ないものがあったりしてはその損失は甚大です。今回の機構改革は、政策実現に向けて役立つ機能になっていると思います。 将来的な人口減少を見据え、持続可能なまちづくりを推進するため、組織体制を整備し、重点事業に人員を配置されています。組織体系上には企画立案の充実及び強化並びに政策の早期実現及びデジタル改革の推進を図るため、新たに総合政策部を設置され、市長公室が秘書課を含めて連携を目指します。健全な財政運営の構築に向けた推進力及び実効力の強化のため、総務部から財政部門と税制部門を分離して新たに財務部が設置されます。また、日本遺産の魅力を国内外に向けて発信し、観光交流人口の拡大を図ることを目的として文化観光部が新設されます。これらは新たな時代に積極的に対応していくことを目指し、めり張りのある自治体経営、つまり吉村市長が掲げる選択と集中のある自治体経営を目指し、SDGsの理念を取り入れた各種の施策を推進していくものです。経験豊かな吉村市長の政治的、行政的手腕を発揮されることを期待しております。私たちも力を合わせて全力で御支援したいと考えています。 以上、申し上げ、賛成討論といたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 ありませんか。 8番立川議員。     〔8番 立川 茂君 登壇〕 ◆8番(立川茂君) 失礼をいたします。それでは、議案第62号備前市の組織及びその任務に関する条例の一部を改正する条例の制定について、条例の制定に反対の立場から討論をさせていただきます。 今般の部制条例の制定案ですが、現行の1室5部から1室9部への大幅な改正であることから非常に興味を持って、また市長の施政方針を実現させるため、市長の熱意が籠もった案を拝見させていただきました。 そうした中で、市長の思いを描きめぐらすとき、なぜか運転免許取得時のことが浮かんでまいりました。それは急発進は危ないよ。急ハンドルは危険ですとの教えでありました。今、まさに船出をした備前吉村丸に航海の無事を願う思いを持ち、あえて提言をさせていただきます。 まず、市役所の内部の視点から、機構改革として1室5部から1室9部への改正案を提案されておりますが、職員数はそのままに組織を拡大することは職員の過重負担が懸念されるところであります。職務権限、職務機能、職務分掌、人員配置が明確でないことは、さきの議案質疑によっても明確な答弁をいただけず、懸念のあるところであります。 多岐にわたる政策の実現に向けて組織体制を整備するとのことですが、ただでさえ御多忙な市長直轄に図書館建設や備前焼ミュージアム事業を集中させたり、東京事務所を設置したり、多くの新設課、係を設置したりと職員間でも混乱を招くものと推察をいたします。 さらには、近年急成長しておるデジタル分野、ICTの利用による行政のスリム化の潮流に反するかのような組織の肥大化には懸念を禁じ得ないところであります。市民の観点からは担当部署が分かりづらく、市民サービスの低下が懸念されるところではないでしょうか。 ここはひとつじっくり腰を据えて市長の思いを全職員に伝え、市民の視点を捉え、多数のコンセンサスを得て組織改革をされてはいかがでしょうか。備前市にとって職員も明るく仕事ができる組織、市民にとっても分かりやすい組織、きっとすばらしい組織、身の丈に合った組織ができることを願い、ぜひとも再考をいただきたいとの思いから、本議案に対する反対討論とさせていただきます。皆様の御賛同をよろしくお願いをいたします。 終わります。 ○議長(守井秀龍君) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第62号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立少数であります。よって、議案第62号は否決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、議案第63号から議案第65号までの3件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第63号から議案第65号までの3件はいずれも原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、議案第66号備前市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定については討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に反対の方の発言を求めます。 14番中西議員。     〔14番 中西裕康君 登壇〕 ◆14番(中西裕康君) 議案第66号備前市教育に関する事務の特例に関する条例の制定について、反対の立場から討論を行います。 細部説明書によれば、新たな中央図書館の整備を適正かつ円滑に進めるため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条第1項の規定に基づき教育に関する事務のうち図書館の設置に限り市長が執行する事務とするための条例制定であります。 教育の政治からの独立について、日本国憲法の中では第11条、国民は、全ての基本的人権の享有を妨げられない。第23条では、学問の自由はこれを保障する。第26条で、全て国民は法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。2項では、全て国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。義務教育は、これを無償とすると定められています。これは戦前の日本での戦争政策に教育が大きく加担したことへの反省から、教育の自由を確認したものでもあります。 これを受けて、教育基本法では第1条、教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならないと定めています。そして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条第1項の規定とありますが、これはあくまでも職務権限の特例として定められているものであります。内容は図書館、博物館あるいはスポーツ、文化、文化財の保護に関することとなっています。 しかし、ここでこの第23条の第2項で地方公共団体の議会は、つまり備前市議会は前項の条例の制定または改廃の議決をする前に、当該地方公共団体の教育委員会の意見を聞かなければならないと定められています。特例の上に、その上に大きなたががはめられているわけであります。 これまで新しい図書館建設については多くの教育委員会職員とたくさんの市民の皆さんが多大な時間をかけ調査研究、意見交換、グループワークを行い、基本構想が作成されたものであります。議長のこの意見を聞いた文書では、教育委員会は異議はございませんと述べただけであります。いとも簡単に図書館建設に関する事務を放棄することは、その教育行政の継続性を放棄したことだけにとどまらず、基本構想設計に携わった市民の方への責任放棄でもあります。私は教育委員会、矜持を持ってその仕事を遂行していただきたいと思います。 さらに、戦争への加担の反省により政治からの独立、自主性を侵すものとしてこの条例制定には反対であります。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第66号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、議案第67号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第67号は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、請願第18号日本政府加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書採択を求める請願を採決いたします。 本請願に対する委員長の報告は採択であります。 お諮りいたします。 本請願は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、請願第18号は採択されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、請願第19号赤穂市福浦産廃場計画の中止を求める意見書の提出を求める請願を採決いたします。 本請願に対する委員長の報告は採択であります。 お諮りいたします。 本請願は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、請願第19号は採択されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、請願第20号選択的夫婦別姓制度の法制化を進める意見書の提出を求める請願につきましては討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、採択に反対の方の発言を求めます。 9番星野議員。     〔9番 星野和也君 登壇〕 ◆9番(星野和也君) それでは、選択的夫婦別姓制度の法制化を進める意見書の提出を求める請願の採択に反対の討論をさせていただきます。 まず、委員会で討論の機会がありませんでしたので、ここで反対の討論させていただきます。 同姓制度を規定した民法第750条、夫婦は婚姻の際に定めるところに従い、夫または妻の氏を称するについては、平成27年に最高裁大法廷が合憲と判断していますし、去る6月23日にも合憲とする決定を下しています。 もとより夫または妻の氏を選択できる制度であることから、男女とも平等に権利を有しています。夫婦別姓制度は、家族の絆や一体感を危うくしてしまうおそれがあるばかりか、子供の姓が父または母の姓と異なることとなる制度ともなり、子供の福祉にとっても悪影響を及ぼすことが強く懸念されています。 平成30年に内閣府が実施した世論調査によると、夫婦別姓制度が子供にとって好ましくない影響があると思う国民は6割を超えています。 結婚による改姓の不利益を指摘する声もありますが、そうした不利益は結婚後も通称名を使用することでほぼ解決することができます。政府も旧姓を通称使用できる範囲を広げており、今では士業、この士業というのは弁護士の士と書いて士業です。またもう一つ、医師の師などと書いて師業と呼ばれるほとんどの資格で併記や旧姓使用が可能ですし、パスポート、マイナンバーカード、免許証、住民票、印鑑証明は戸籍の氏と旧氏の併記が可能となっています。 また、日本の戸籍制度は年金、保険、教育、医療など行政の基礎ともいえます。これを改正するようなことになれば、多くの法改正が必要になったり、地方自治体へ多大な負担を強いることにもなりかねません。そして、法改正を望んでいない多くの国民へ影響を及ぼす可能性があることから、法改正を求める本請願に反対いたします。御賛同のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、採択に賛成の方の発言を求めます。 2番青山議員。     〔2番 青山孝樹君 登壇〕 ◆2番(青山孝樹君) それでは、請願第20号選択的夫婦別姓制度の法改正を進める意見書の提出を求める請願について、採択に賛成の立場で討論をさせていただきます。 先ほどもありましたが、民法第750条は夫婦は婚姻の際に定めるところに従い、夫または妻の氏を称すると夫婦同姓を定めています。別姓を望む人は夫婦別姓での婚姻が認められず、望まぬ改姓、事実婚、すなわち内縁関係、通称使用などによる様々な不都合を強いられています。 また、改姓を行っているのは96%が女性であり、ジェンダーフリー、男女平等、男女共同参画社会をうたい女性の社会進出が増加する現在、別姓を望む女性の多くが通称とし旧姓を使い続けるか、事実婚、すなわち内縁関係を選択しなければなりません。 内縁関係を選択した場合、生まれた子供は婚外子、すなわち非嫡出子となり、父子関係、父と子の関係は法律上認められず、父親に扶養を求める権利はなく、父親の法定相続人にもなれず、共同親権も認められません。また、税制上の優遇措置など公的サービスが受けられず、住宅ローンも組めません。代理権がないためどちらの代理人、保証人になることもできないなど、デメリットは大きいと言えます。 先日、最高裁の判決で夫婦同姓は合憲であると判定が下されました。ただし、選択的夫婦別姓制度について最高裁が否定したわけではなく、現行ルールが憲法に違反するかどうかの司法審査と夫婦の姓についての制度を考えていくことは次元を異にすると明記しており、夫婦の姓についての制度については国会で論じ判断すべき事柄として、国会での議論を促しています。 また、15名いる裁判官のうちの4名が違憲であると主張しています。 家族の絆が壊れるとの理由で反対意見もあるようですが、別姓が許されていない現在でも必ずしも家族の一体感や絆が保たれているとは言えず、ほかにもっと根本的な原因があるのではないでしょうか。 2017年の内閣府の世論調査において別姓を容認する割合が過去最高の42.5%で、反対の29.3%を13ポイント上回りました。また、最近の報道各社の調査では、賛成または容認するが7割ほどに達し、特に若年層で好意的な意見が多いようです。 海外に目を向けても、法律で夫婦に同姓を強いる国は日本以外にはなく、国連の女性差別撤廃委員会においても差別的だとして繰り返し日本政府に是正を勧告しています。このような社会情勢を見ても、早急に法改正を行うべきであると考えます。 以上の理由により、請願第20号選択的夫婦別姓制度の法改正を進める意見書の提出を求める請願について、賛成の討論といたします。議員各位には御賛同賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、採択に反対の方の発言を求めます。 8番立川議員。     〔8番 立川 茂君 登壇〕
    ◆8番(立川茂君) 失礼をいたします。それでは、請願第20号選択的夫婦別姓制度の法制化を進める意見書の提出を求める請願についてであります。 請願採択に反対の立場から討論をさせていただきます。 今般の請願は、選択的夫婦別姓制度の法制化を国に求める請願であります。多様性を認め合う社会の実現に異を唱えるわけではありません。 先ほどもお話がありましたが、夫婦別姓を認めない民法と戸籍法の規定が憲法第24条、両性の本質的平等に照らし、反するかどうかが争われた家事審判で、最高裁大法廷では去る6月23日合憲との判断を出しました。争点は2015年判決、これも合憲ですが、それ以降選択的別姓を容認する人の割合が増え、国民の意識が変化しているとの当事者主張に対し、2015年以降の意識変化を踏まえても、判断を変更すべきとは言えないと断じております。 そうした判決の中で、夫婦の姓をめぐる制度の在り方は裁判での憲法違反審査とは次元が異なり、国会で議論、判断されるべきと述べており、その点では同じ見解の繰り返しで、議論の舞台は政治の場へと投げられ、司法は役割を終えたのではないかと思っております。 夫婦に同姓を強いて世界標準にも程遠い日本ですが、その政治の場では保守的な意見が大変強く、議論が停滞しているのは間違いのないところであります。夫婦別姓のメリット、デメリットを政治の場で考えるとき、都市部では社会的活動も多様、活発であり、不特定多数の人たちとの交わりも多い反面、家庭内での活動は限定的であります。逆に、地方では社会的活動は都会ほど大きくなく、不特定多数の人たちとの交わりも少ない反面、家庭内の活動は親戚、知人、友人と大変大きく膨らみます。つまり都市部と地方部では非常に大きな温度差が存在しております。 ちなみに直近の岡山市議会は、選択的夫婦別姓制度の意見書提出の陳情は委員会審議では趣旨採択、つまり意見の趣旨は分かりました。ところが、本会議では採択としておりますが、国に意見書は提出しないとの玉虫色の結論でございました。こうした温度差の平準化こそが議論のスタートであるべきではないかと考えます。どうすればこの温度差が埋められるのか、どうすれば地域になじませることができるのか、まずそのことに対して我々地方議員は議論、研究していくことが必要ではないかと考えます。 ある意味、画一的な国に法制化を求める意見書を提出するだけでよいのでしょうか。何か地方から発信すべきことはないのでしょうか。市議会ごとの議論の盛り上がりを推進するべきだとは考えられませんでしょうか。早計に採択を行い、意見書だけ送って終わることはなく、継続して議論、研究すべきと考え、今回は採択すべきときにないと判断をいたします。 以上でございます。皆様の御賛同をお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次に、採択に賛成の方の発言を求めます。 3番田口議員。     〔3番 田口豊作君 登壇〕 ◆3番(田口豊作君) それでは、選択的夫婦別姓の法制化を求める意見書提出に賛成の立場から発言させていただきます。 民法第750条は、夫婦は婚姻の際に定めるところに従い、夫または妻の氏を称するというように規定しています。法律で夫婦同姓を義務づけているのは、実は日本だけでございます。選択制というように旧姓を名乗る選択もできる請願でございます。 日本では、多くが男性側の姓を名乗っております。どちらかの姓を名乗るということで、これが男女差別の大きな原因にもなっていると私は考えております。男性側の姓を名乗る、こういうことで女性の権利もかなり制限されている、それから社会進出についてもやはりこの制度が大きなブレーキとなっているように私は考えます。 そして、女性の場合は仕事上でも婚姻を機に姓が変わるとキャリアが切れるなど、様々な不利益も起こります。また、男性のほうであっても女性の姓を名乗るということで婿養子と言われるような差別的な扱いも受けていることは皆さん周知のことと思われます。 今、自民党議員の岸田氏、野田聖子氏など25人が呼びかけ人となって法改正につなげるよう議論をしているというニュースも伺っております。選択的夫婦別姓については7割が賛成という調査も出ておるようです。先日の和気町議会でも請願が採択されております。ジェンダー平等の面からも、女性がもっと活躍できる社会にするためにも、ぜひこの請願を採択していただきたいと思います。御賛同のほうよろしくお願いします。 以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 それでは、請願第20号を採決いたします。 本請願は採択することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、請願第20号は採択されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、議案第68号備前市副市長の選任同意についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案は委員会付託、討論を省略し、原案に同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第68号は原案に同意することに決しました。 会議中途ですが、暫時休憩いたします。     午後0時13分 休憩     (13番 川崎輝通君 早退)     午後1時15分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、厚生文教委員長からお手元の継続審査申出一覧表のとおり、現在委員会において審査中の事件につき、会議規則第111条の規定により、閉会中の継続審査の申出があります。 お諮りいたします。 委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定しました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程5、発議第2号加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出者の提案理由の説明を願います。 中西厚生文教委員長。     〔厚生文教委員長 中西裕康君 登壇〕 ◆厚生文教委員長(中西裕康君) 加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書の提出についてであります。 令和3年6月30日、備前市議会議長守井秀龍殿。厚生文教委員会委員長中西裕康。 理由につきましては、補聴器のさらなる普及で高齢になっても生活の質を落とさず心身ともに健やかに過ごすことができ、認知症の予防、ひいては健康寿命の延伸、医療費の削減にもつながるものと考えるため、地方自治法第99条の規定により、関係行政庁に意見書を提出しようとするものであります。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。 これより提出者に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、提出者に対する質疑を終結いたします。 これより発議第2号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、発議第2号は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程6、発議第3号赤穂市福浦地区産業廃棄物最終処分場設置計画の中止を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出者の提案理由の説明を願います。 中西厚生文教委員長。     〔厚生文教委員長 中西裕康君 登壇〕 ◆厚生文教委員長(中西裕康君) 赤穂市福浦地区産業廃棄物最終処分場設置計画の中止を求める意見書の提出についてであります。 令和3年6月30日、備前市議会議長守井秀龍殿。厚生文教委員会委員長中西裕康。 理由につきましては、本計画は地域における健全な生活環境の維持及び向上を阻害すると判断されるため、当該産業廃棄物最終処分場設置計画を中止し、採石場所地を当初計画どおり砕石法、森林法等に沿って速やかに復元作業を完了されるよう意見するため、兵庫奥栄建設株式会社に意見書を提出しようとするものであります。よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。 これより提出者に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、提出者に対する質疑を終結いたします。 これより発議第3号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、発議第3号は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程7、発議第4号赤穂市福浦地区に建設予定の産業廃棄物最終処分場設置計画の中止を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出者の提案理由の説明を願います。 中西厚生文教委員長。     〔厚生文教委員長 中西裕康君 登壇〕 ◆厚生文教委員長(中西裕康君) 赤穂市福浦地区に建設予定の産業廃棄物最終処分場設置計画の中止を求める意見書の提出についてであります。 令和3年6月30日、備前市議会議長守井秀龍殿。厚生文教委員会委員長中西裕康。 理由につきましては、当該産業廃棄物最終処分場設置計画は施設建設予定地先での海域で漁業を営んでいる関係者に対し健全な漁業、生活環境の維持及び向上を阻害すること、また焼却灰の飛散により地域住民に健康被害を及ぼすと判断されるため、本計画を許可しないことを求めて地方自治法第99条の規定により兵庫県知事に意見書を提出しようとするものであります。以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。 これより提出者に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、提出者に対する質疑を終結いたします。 これより発議第4号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、発議第4号は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程8、発議第5号選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出者の提案理由の説明を願います。 14番中西議員。     〔14番 中西裕康君 登壇〕 ◆14番(中西裕康君) 選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書の提出について。 上記の議案を別紙のとおり備前市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。令和3年6月30日、備前市議会議長守井秀龍殿。提出者は私中西裕康でございます。賛同者は、西上徳一議員、山本成議員、森本洋子議員、青山孝樹議員であります。 理由につきましては、選択的夫婦別姓制度は同姓を望む人は同姓を、別姓を望む人は別姓を選べる自由を認めるものであり、多様性のある社会の実現に欠かせないものであるため、地方自治法第99条の規定により、関係行政庁に意見書を提出しようとするものであります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。 これより提出者に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、提出者に対する質疑を終結いたします。 これより発議第5号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 異議ありとのことですので、討論を行います。 まず、原案に反対の方の発言を求めます。     (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより発議第5号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、発議第5号は原案のとおり可決されました。 以上で本定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) それでは、これをもちまして令和3年6月第3回定例会を閉会いたします。 皆さん、長期間にわたり御苦労さまでした。     午後1時25分 閉会 上記地方自治法第123条第2項の規定により下記に署名する。  備前市議会議長  守  井  秀  龍  備前市議会議員  田  口  豊  作  備前市議会議員  山  本     成  備前市議会議員  森  本  洋  子...